万博で使用したEVバスのその後がヤバい?負の遺産になりつつあるその現状とは?

EVバス
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大阪・関西万博の会場を華やかに彩り、来場者の足として活躍したEVバスたち。閉幕後は私たちの街を走る路線バスとして再利用される計画でしたが、今、その計画が大きな暗礁に乗り上げています。

「万博が終わったら街で見かけると思っていたのに、どうして動いていないの?」「安全性に問題があるって聞いたけど、これからどうなるの?」と不安や疑問を感じている方も多いはず。

せっかく導入された次世代のバスが、なぜ「塩漬け」の状態になってしまっているのか。この記事では、現在の状況から不具合の詳細、そして気になる今後の見通しまで、最新の情報を整理して分かりやすく解説します。

目次
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現在の状態は?

在、大阪市城東区の森之宮にある大阪メトロの駐車場を覗いてみると、ちょっと驚くような光景が広がっています。万博でおなじみだった赤・白・青のカラフルなバスたちが、およそ100台もギッシリと並んだまま、一台も動く気配がありません。

本来なら今頃、私たちの街を元気に走り回っているはずだったバスたちに、一体何が起きているのでしょうか?

🚌 出番を失った150台の精鋭たち

これらのバスは、北九州市に拠点を置く「EVモーターズ・ジャパン(EVMJ)」から届けられた最新のEVバスです。

万博期間中に活躍した後は、大阪府南部で「自動運転」という未来の実験に挑戦したり、大阪市内のあちこちで「路線バス」としてデビューしたりするキラキラした計画がありました。全部で150台という、まさに次世代の主役として期待されていた精鋭たちだったんです。

🅿️ 駐車場がまるで「バスの展示場」に…

ところが、ふたを開けてみれば、一般の路線デビューはおろか、駐車場でじっと出番を待つだけの「塩漬け」状態。せっかくの万博カラーも、心なしか寂しげに見えてしまいます。

大阪メトロさんの計画では、閉幕後すぐに街の足として再スタートを切る予定でしたが、現在は150台もの車両が一度も一般のお客さんを乗せて路線を走ることなく、ストップしてしまっているのが現状です。

⚠️ 未来へのバトンが繋がらないもどかしさ

「万博のレガシー(遺産)」として、環境に優しいEVバスが街を走る姿は、多くの人が楽しみにしていたはずですよね。

自動運転の実証実験という最先端のプロジェクトも、このバスたちが動けないことには始まりません。最新技術を詰め込んだはずの車両が、なぜここまで動かせない状況になってしまったのか。その裏には、どうしても無視できない「安全」に関わる大きなハードルが立ちふさがっていました。

なぜ路線バスなどに転用できないの?

せっかくの新しいバスがどうして走れないのか、不思議ですよね。実は、計画がピタッと止まってしまった背景には、バスの「安全面」への大きな不安があったんです。

👮 国土交通省さんが動くほどの異例の事態

万博が終わってすぐの2025年10月20日のこと。なんと、国(国土交通省)がメーカーである「EVモーターズ・ジャパン(EVMJ)」に対して、法律に基づいた「立ち入り検査」を行うという事態になりました。

これ、実はかなり珍しいことなんです。というのも、EVMJのバスを使っている他の地域でも、「あれ、おかしいぞ?」という不具合が次々と報告されていたからなんですね。国としても「これは放っておけない!」と本腰を入れてチェックに乗り出したわけです。

🛑 合計190台が「ストップ!」の衝撃

この事態を受けて、運行を担当する大阪メトロも大きな決断を下しました。万博で使った150台だけでなく、すでに街で走っていた「オンデマンドバス」用の40台も合わせて、合計190台すべてを「当面は使いません!」と決めたんです。

「せっかく買ったのに…」という声も聞こえてきそうですが、もし運行中に何かあったら大変ですよね。お客さんの命を預かる立場として、安全が100%確認できるまでは公道を走らせないという、苦渋の選択だったといえます。

🤝 「信頼」を取り戻すための長い道のり

バスが街を走るためには、国からの「この車両は安全ですよ」というお墨付きと、乗る人たちの「このバスなら安心だね」という信頼が欠かせません。

今はまさに、その信頼がグラグラと揺らいでしまっている状態です。どれだけ便利で環境に良くても、やっぱり「安全」が一番。この壁をクリアできない限り、ピカピカのEVバスたちが街の風景に溶け込む日は、もう少し先になってしまいそうです。

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不具合の場所は?

「安全性に疑義」なんて聞くと、具体的にどこが悪いの?と怖くなっちゃいますよね。現在、詳しい調査が進められていますが、特に心配されているのが、車にとって命とも言える「止まるための機能」なんです。

🔧 命に関わる「ブレーキ」に赤信号?

EVMJ(EVモーターズ・ジャパン)が2025年11月に、国土交通省さんへ届け出たリコールの内容を見てみると、ちょっとドキッとするような不具合が書かれています。

なんと、**「ハンドルを切ると、ブレーキの部品が削れちゃうかも!」**というもの。具体的には、ハンドル操作をしたときに「ブレーキホース」という大事な管が、周りの部品とこすれて摩耗してしまう恐れがあるんです。

📊 不具合の内容をサクッと整理!

気になる不具合のポイントを表にまとめてみました。

項目内容リスク
場所ブレーキホース(ブレーキ液が通る管)部品同士のこすれ(摩耗)
原因ハンドル操作時の設計上の余裕不足ホースが傷つく
最悪のケースブレーキ液が漏れてしまうブレーキが効かなくなる

⚠️ 「最悪の場合」を考えた慎重な判断

「摩耗する可能性がある」という段階ではありますが、もし走行中にブレーキホースが破れてしまったら、ブレーキが効かなくなって大事故につながりかねません。これでは、大阪メトロも「ハイ、どうぞ」と運転士さんに鍵を渡すわけにはいきませんよね。

なぜEVMJから購入したの?

「日本の大手メーカーじゃなくて、どうして新興企業のEVMJ(EVモーターズ・ジャパン)を選んだの?」と不思議に思う方も多いですよね。そこには、当時の切実な「大人の事情」があったみたいなんです。

💰 「補助金」のハードルが高すぎた?

大阪メトロが説明している一番の理由は、「国の補助金をもらうための条件に、EVMJさんのバスが一番ピッタリだったから」というものです。

EVバスを導入するには多額のお金がかかるので、国のバックアップ(補助金)は欠かせません。でも、その補助金をもらうためには「いつまでに納車すること」「予算はこの範囲に収めること」といった厳しいルールがたくさんあります。その高いハードルを、当時のスケジュールで唯一飛び越えられたのがEVMJだった、というわけですね。

⏳ 時代の波と「お急ぎ便」のジレンマ

当時は世界中で「カーボンニュートラル(脱炭素)」が叫ばれていて、「万博までに環境に優しいEVバスを揃えなきゃ!」という強いプレッシャーがありました。

ところが、日本の大手メーカーはEVバスの開発や増産に少し時間がかかっていた時期。そんな中、「コストも抑えられて、納期も間に合いますよ!」と手を挙げたEVMJさんは、大阪メトロさんにとって救世主のような存在に見えたのかもしれません。

📉 「安さ」と「速さ」の代償

結果だけを見ると、「コスト」や「条件」を最優先してしまったことが、今の「走れない」という大きなトラブルに繋がってしまいました。

もちろん、条件をクリアすることは大事ですが、公共交通機関にとって一番守るべきものは「長く、安全に走り続けられる信頼性」です。もしもの時のリスク管理よりも、目の前の導入期限や予算を優先せざるを得なかった当時の状況が、今の深刻な事態を招いてしまったのかもしれません。

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今後の見通しは?

気になるこれからのことですが、正直なところ、今は「霧の中」にいるような状態です。期待されていたバスたちが街を走り出す日は、まだ見えてきていません。

🔍 まずは「安全のお墨付き」待ち

今後の動きとして、まずは国土交通省による厳しい検査の結果が出るのを待つことになります。

リコールが届け出された箇所の修理はもちろんですが、「それ以外は本当に大丈夫なの?」という点についても、客観的なデータで安全性が証明されなければなりません。大阪メトロも、EVMJに対して「しっかり責任を持って対応してください!」と強く求めていますが、一つ一つの問題をクリアにするには、まだ時間がかかりそうです。

🕰️ 再デビューの予定は「白紙」状態

今のところ、路線バスとしていつ走り始めるのか、具体的なスケジュールは全く決まっていません。

「万博のレガシー」として、大阪の街を颯爽と走る姿をイメージしていましたが、その計画は一度白紙に戻ったような形です。安全第一なのはもちろんですが、準備万端で待っていた運転士さんや、新しいバスを楽しみにしていた市民の皆さんにとっても、もどかしい日々が続きそうですね。

🌫️ 最悪のシナリオも否定できない?

もし、どうしても安全への不安が消えない場合、さらに厳しい現実が待っているかもしれません。

多額の税金や補助金を使って用意した190台ものバスが、一度も活躍することなく「廃車」になってしまったり、駐車場に「放置」されたままになったり……。そんな「負の遺産」になってしまうことだけは、何としても避けてほしいところです。

📣 納得できる「答え」を求めて

今はただ修理を待つだけでなく、なぜこうした事態になったのか、どうすれば安心して乗れるようになるのか、誰もが納得できる説明が必要なタイミングです。

未来を走るはずだったEVバスたちが、再び光を浴びて動き出せるのか。それとも別の道を模索することになるのか。大阪メトロさんとEVMJさんのこれからの対応に、大きな注目が集まっています。

まとめ

いかがだったでしょうか?万博閉幕後に転用予定だったEVバスの「塩漬け」問題について解説してきました。

今回の問題は、単なる一台の車両故障ではなく、次世代モビリティ導入における「安全性」と「調達のあり方」を根本から問うものとなりました。脱炭素社会の実現は重要ですが、市民の命を預かる公共交通機関において、安全は何よりも優先されるべきです。投じられた公金と期待が無駄にならないよう、原因の徹底究明と、納得のいく解決策が示されることを切に願います。今後もこの問題の進展を注視していく必要があります。

参考・出典一覧

出典元ページタイトル
讀賣新聞万博閉幕後に転用予定だったEVバス150台、安全性に疑義「塩漬け」に…路線運行めど立たず
news.nifty大阪万博でも走ったEVバスが11月にリコール判明 ハンドルが利かないなどトラブル相次ぐ
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